この記事の内容
- スマイルゼミ「最悪!」という悪評の真相は?
- スマイルゼミ契約前に気をつけたい!タブレット端末特有のデメリット

タブレット教材が気になる!!子どもが年中になったタイミングで「スマイルゼミ」を始めようと思ってるんだけど、デメリットや悪評を結構聞くんだよなぁ……。
実際のところどうなんだろう??
2019年のサービス開始以来、またたく間にその評判が広まって幼児用通信教育教材のエースに近い存在となりつつある「スマイルゼミ(すまいるぜみ)」
一番の特徴はタブレットを利用して学習するスタイルですよね。
それまで勉強嫌いだった子が「自分のタブレットができた!」という喜びで毎日机に向かうようになったり、何も言わずに1人で勉強するようになったり……と効果は絶大です。
「クリスマスプレゼントはスマイルゼミがいい!」とお願いしたお子さんもいるほど人気です!

スマイルゼミの幼児コースは「年中」からなのですが、こじかママさんのようにタブレット教材に興味がある方は早く始めたくてソワソワしているかたも多いみたいです。
ただそんな評判の裏側で、口コミサイトなどを見てみると悪い評判などがチラホラ出るようになってきました。
中には「最悪!!」と、かなりのボルテージでお怒りになっている人もいるので、悪評を目にして入会を悩んでしまうかもしれません。
そんなわけでこの記事では「本当にスマイルゼミがあっているのかどうか」の判断材料として、スマイルゼミのデメリットや悪評について掘り下げて解説していきます。
結論から先に話すと、少し前(2020年前半)は悪評が多かったのは事実ですが、スマイルゼミの運営は問題を真摯に受けとめ、一つずつ改善を進めていった結果、2021年現在では以前のようなデメリットはかなり改善されています。
- 以前は端末の不具合に対する悪評が多かった
- 2021年現在の新型タブレット、タッチペンはかなり改良されていて操作感も悪くない
- タブレット教材も紙教材と同じように親のサポートが必要(ほったらかしはできない)
この記事の登場人物

自称「通信教育マニア」のタコのお母さん。子どもは3人(小学生以上)
ちょっとおせっかいなのがたまにキズだけど、いろいろな教材を使ってきただけあってとっても詳しい。
顔が広くてママ友がたくさんいるのでいろんな教材のいろんな口コミを知っているよ!
3歳(娘)と1歳(息子)の育児に奮闘するシカのお母さん。
のんびりした性格なのでママ友から聞かされる「幼児教育情報」に驚かされるばかり。

「スマイルゼミ最悪!」という悪評の原因は?悪い口コミ・デメリット一覧
スマイルゼミの悪い評判は「タブレット等の教材に対する不満」「サポートへの不満」「料金等に対する不満」の3つに大きく分けられるようです。
ただこれらの悪い口コミの多くは2020年前半までに偏っていて、最近では「最悪!!」みたいな激しめの悪評コメントはかなり減っている印象を受けました。
これはスマイルゼミがユーザーの声を真摯に受け止め、それに対する改善を行なってきた結果と言えるでしょう。
一部の悪い口コミの中には、契約時の説明を理解していない人が「騙された!」というコメントを書いていることがわかったので、この記事では「スマイルゼミの契約をする前にかならずチェックするポイント」も記載しておきます。

これからスマイルゼミに入会しようかどうか考えている方は、きちんと理解した上で申し込みましょうね!
悪評検証1:タブレットの感度・反応が悪い!重い!厚い!

タブレットの感度・反応・重さ・厚さは2021年現在、かなり改善されています!
スマイルゼミで多い不満の1つにタブレットの反応やタッチペンに関するものがあります。
スマイルゼミの幼児用コースは2019年に開始された比較的新しいコースなのですが、小学校コース・中学校コースは2013年から提供されています。
2013年はまだタブレット端末自体が黎明期。その頃のタブレットやタッチペンを思い出してください……。

スマイルゼミ関係なく、タブレットの動作って悪かったよね。大きさも重さもかなりあったなぁ……。
2013年だったら、まともに使えたのってiPadぐらいだよね。
そんな環境で、スマイルゼミ独自のタブレット端末に「動作が悪い」「重たい、分厚い」と酷評・悪評があったのは事実です。
しかし全世界的にタブレットの技術が発展し、スマイルゼミでもタッチペンやタブレットが徐々にアップグレード。以前とは比べ物にならないくらい端末環境改善がされ、現在は端末に対する悪評はあまり見られなくなりました。
タブレット端末の価格自体も以前より安くなっています!

また以前は小学校専用、中学校専用……とそれぞれのコースで別のタブレットを用意する必要があったのですが、現在は幼児コースから中学コースまで全コース共通で利用できるようになりました。
タブレットを買い替える必要がなくなったので、金銭面ではかなりリーズナブルになった印象です。
専用のタッチペンも幼児でも書きやすいような工夫が施されています。
スマイルゼミ専用の「デジタイザーペン」。

以前はペン先が太いフェルトペンのようなものでしたが、現在はペン先が細くなり、持ち手部分のデザインもシュッとした高機能なタッチペンになりました。
デジタイザーペンはスマイルゼミのタブレット専用のペンとなっていて、ペンを使うワークでは「ペンの接触だけを感知して、手や指などの接触は感知しない」という機能が搭載されています。

ペンを持っていない方の手をタブレットに置いても記入が可能。ペンを持っている手の小指側がタブレットに接触しても記入に影響がありません。

鉛筆で書くのと同じような感覚で使えるんだね!
この機能はスマイルゼミだけの独自機能。ベネッセの「チャレンジタッチ」ではタブレットに触れている手を感知してしまうので、えんぴつで書くのと同じような感覚で使うのは難しいようです。(2020年3月現在)
以下の記事ではスマイルゼミと進研ゼミ・チャレンジタッチの差を徹底比較しています。タブレット、タッチペンの性能が気になる方はチェックしてみてくださいね!
悪評検証2:タッチペンの消耗、替芯の費用がかかる

デジタイザーペンは高感度な分、それなりのランニングコストがかかります
デジタイザーペンに関してですが高感度な分、ペン先(芯)の消耗が激しいようです。そのため「替芯」というランニングコストがかかります。
交換頻度はお子さんの筆圧や書き方によって個人差がありますが、およそ1年半ごとに交換が必要です。
「消耗品があるなんて聞いてないよ!!」とお怒りの方も中にいるようですが、デジタイザーペンの本体は3,000円、替芯は3本入りで880円(送料込み)。
仮に1年に1回交換しても、3年で880円なのでそこまで高額なものでもありません。
タッチペン自体をあまり使わない方にはわからないかもしれませんが、イラスト制作等に使うペンタブレットは1ヶ月と立たずに芯を交換しなければならないほど、摩擦による消耗は大きいものです。
私はiPadでイラスト描くけど、結構な頻度でペン先交換してるなぁ……

個人的にはデジタイザーペンの芯は1年半も持つなんて、結構頑張るなぁ……という印象です。
感度が悪かったり、書き心地が悪いと学習意欲が削がれてしまうものなので、そこはケチらずに必要に応じて交換してほしいなぁ……と思います。
ちなみに「デジタイザーペンをなくした! 紛失してしまった!」という場合、100均等のタブレット用ペンで代用したいという方もいると思います。
「スマイルゼミで100均のペンは使える or 使えない」の結論は「使える」なのですが、デジタイザーペン最大の魅力である「ワーク取り組み時にペン以外の入力ができない(手をついてもペン入力できる)」という機能は利用できないのでご注意ください。
関連記事
デジタイザーペンは100均ショップのペンで代用できる?(準備中)
悪評検証3: サポートセンターが不親切
スマイルゼミに関しては、悪態をつく、口調が悪い、ないがしろにされる、たらい回しにされる……というサポートセンターとしてありえない対応が多いわけではないので、基本的には窓口担当者の当たり外れという結論になってしまいます。
サポートセンターの対応に不満を持つ人はどんなサービスでも一定数います。そのため「サポートセンターが不親切」という口コミも一定数存在するのです。
基本的に人は普通~良い対応だった場合はわざわざ口コミを書きません。「サポートセンターが良い」という口コミは、よっぽど素晴らしい対応(神対応)をしてくれた、あるいはイレギュラーにも丁寧に対応してくれたという場合しか書かれないのです。
そんなわけで、ここでは「スマイルゼミのサポートセンターが親切だった」という口コミ例を紹介しておきます。
届いたスマイルゼミ。申し込んで2日。私あるある初期設定がガイドの通りに行かなくて、サポートセンターに電話したら丁寧に教えて貰えました。感度が良いので長男も楽そう。 pic.twitter.com/CGJbQ63kCZ
— 石山ケイ (@Kei60522230) March 14, 2019
スマイルゼミ。タブレット交換。
サポート入ってた!
だから、3,000円で済みました。ほっ。
電話対応の方も親切丁寧で良かったです。ふぅ。来週には届くって。— そらへ のぞみを (@naoko_kudoh1972) January 9, 2016
悪評検証4:難易度が低い、課題が簡単すぎる

実際に利用したスマイルゼミの難易度、ボリュームに関して印象はこんな感じ
- 難易度:標準的(他の教材とほぼ同じ)
- ボリューム:少なめだが、復習で十分カバーできる
他と比べて「特別かんたん」だったり「ボリュームが少ない」という印象はありませんでした。
ただし、こればかりは子どもの個人差や親の意識にもかなり左右されるものなので、以下のような口コミも結構みられます。

今日のミッションが想定時間よりも10分早く終わってしまった
課題が簡単すぎて逆に勉強時間が減ってしまった

まずは体験してみて「かんたんすぎる、量が少ない」と感じる場合は、他の難易度が高い教材を検討したり、一つ先のコースを先取りする「先取り学習」を検討してみると良いかもしれません。
悪評検証5:成績が上がらない、効果が出ない

スマイルゼミのアンケートに結果によると、スマイルゼミ利用者の90%以上が「効果があった、勉強ができるようになった」と回答しています。
それでは残りの10%「成績が上がらない、効果が出ない」人は一体どんなパターンなのでしょうか。
考えられる原因は大きく分けて2つあります。
- すでに成績上位にあり、スマイルゼミの内容ではそれ以上が望めない
- スマイルゼミの課題にきちんと取り組めていない
パターン1の「成績がこれ以上伸ばせない」という人は、子どものレベルとスマイルゼミの教材レベルが一致していないことが原因です。前項で検証したとおりスマイルゼミの難易度よりも上の教材、もしくは1つ上の年齢のコースの「先取り学習」をおすすめします。
「成績が上がらない」という悪評のほとんどがパターン2の「スマイルゼミの課題をきちんとやっていない」ことが原因となっているようです。
- タブレットがうまく操作できず、子供がイライラしてしまう
- 適当にタッチペンを動かしていると正解になってしまう
- アバターなどのアプリで遊ぶ時間が長くなってしまった
スマイルゼミはタブレット教材ならではの問題があり、それが原因で子どもが集中して学習に取り組めていないケースが結構あるようです。
タブレットタイプの教材は、子どもが1人で勉強を進めていくことができるので、忙しい親にはありがたい存在なのですが、紙タイプの教材と同じように親のチェックやフォローがある程度必要です。
タブレットがうまく操作できず、子供がイライラしてしまう
タブレット端末やタッチペンの精度が向上したとはいえ、幼児~小学校低学年の子どもはタブレット端末を完全に自由に使いこなせません。
スマイルゼミの場合は特にタッチペンの反応が悪いことで、正解がわかっているのにうまく記入できなかったり、そのせいで不正解扱いとなってやり直しを何度も要求されると、子どものイライラはマックスとなります。
こうなると、勉強に集中するどころではありません。
最悪の場合は「タブレット大嫌い!」と言ってスマイルゼミを退会するケースもあったようなので、親はタブレットのメンテナンスに注意を払わなくてはなりません。

タブレットやタッチペンに不具合や動作不良が起きたときは大人でもイライラしてしまいますよね。
適当にタッチペンを動かしていると正解になってしまう
「スマイルゼミをやっているはずなのに成績が上がらない」理由の最も多いのはこのケースかもしれません。
一部では有名な話らしいのですが「タブレットの上で適当にタッチペンを動かすだけで正解扱いとなてしまう」設問が結構あるようです。

実際、私も手元のタブレットでやってみたのですが、確かに適当にタッチペンを動かしていると正解になってしまいました……。
これでは内容を理解していなくても、どんどん先に進んでいってしまいます。
「ちゃんとワークをこなしているはずなのに、全然課題を理解していない」と感じたら、子どもの様子を一度チェックしてみる必要があるかもしれません。
完全にタブレット任せにはできないのね……親のフォローが大事なのは紙と変わらないね。

アバターなどのアプリで遊ぶ時間が長くなってしまった
スマイルゼミのタブレットは学習以外の目的では利用はできません。
そのため一般のタブレット端末を利用する教材よりも安心なのですが、一方スマイルゼミのでタブレットに入っているアプリはいくらでも遊べてしまいます。
特にアバターという女の子が大好きな「きせかえ系のアプリ」が入っているので、「勉強していると思ったら、アバターに熱中していた」というケースがあるようです。

アプリやゲームの利用時間は、タブレット端末で制限設定が可能です。端末が届いたら忘れずに設定しましょう。
悪評検証6:退会時にタブレット端末の残債を請求された(タブレット代が高い)

入会後6ヶ月以内に退会すると、タブレットの残金32,802円を一括払いが必要です
スマイルゼミの専用タブレット端末の定価は43,780円です。
端末代は12ヶ月契約することで、本来43,780円の専用タブレットを10,978円で購入できる権利が自動的に適応されるので、端末は10,978円と思い込んでいる方も多いのですが、本来の契約期間12ヶ月を満了せずに退会する場合は端末割引も無効となり、下記の残債を一括で支払うことになります。
タブレット端末の支払い(一括) | |
入会時(全員共通) | 10,978円(毎月払い利用者のみ1,078円×12回払いも可能) |
0~5ヶ月で退会した場合 | 32,802円 |
6~12ヶ月で退会 | 7,678円 |
13ヶ月以降に退会した場合 | 0円 |
端末のことが不安な方は、入会前の資料請求や体験会などで気になるポイントをチェックしておきましょう。
体験会では実際にタブレットが触れる、スタッフさんに不安な点を質問できるだけでなく、体験会参加特典として「1年間の端末保証オプション(3,960円)」が入会後無料で付属します。
体験会に参加できない地域でもオンラインセミナーがあり、同様の参加特典が受けられるので、スマイルゼミを検討している方は必ず参加しておきましょう。

まとめ:スマイルゼミの悪評・デメリットは年々改善されている!
- 以前は端末の不具合に対する悪評が多かった
- 2021年現在の新型タブレット、タッチペンはかなり改良されていて操作感も悪くない
- タブレット教材も紙教材と同じように親のサポートが必要(ほったらかしはできない)
「スマイルゼミ」の幼児コースに対する口コミで、よく目にするデメリットについて検証しました。
タブレットやタッチペン、教材の内容も「完璧!」とまでは言い切れませんが、「最悪!」と言われ放題だった頃に比べるとかなり改善されていることがわかります。
通信教材のタイプ(タブレット or 紙)はどちらが良いかまだ悩んでいる方も多いかと思います。

目が悪くなったらどうしよう……ゲームばっかりしないかな?(不安
最近ではタブレットを使用した授業を取り入れる小学校が増えてきているので、タブレットに慣れておく目的でもいいかも!

「タブレット教材と紙教材のメリットデメリットそれぞれを知った上で比較したい」という方は、以下の記事もご参照ください!
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タブレット教材と紙教材どっちがいいの?メリット・デメリット比較(準備中)